一人の女性が街を歩いていると5人組の男が集団でナンパをした。彼女が断ると男たちはしつこく誘い、遂には拉致しようとした。
そこに一人の青年が助けに入り、彼女は難を逃れた。二人は互いに惹かれあい、交際に発展していった。

そして初デートを迎えるが、なかなか彼が来ない。しびれを切らした彼女は連絡を取ろうとするが、なぜか応答はなかった。

(どこに行ったの・・・)
彼女はそう思いながら周囲をくまなく探した。すると河川敷に出た瞬間彼女は驚愕した。

「キャアアアアアッ!!!!!!!」
彼女の目に留まったのはバラバラに切断され、刃物で肌がえぐられた遺体だった。しかもそれはナンパから救った彼だったのだ。

通報を受け駆け付けたサニーは事情を聞くとこれまでの経緯からナンパした男たちの犯行ではないかと推測。遺体に付着した指紋が奴らと同じか検証しようとするが、普通にやってもうまくはいかないと考えたサニーはある作戦を考えた。

翌日、サニーが街を歩いてると5人組の男がナンパをしてきた。

「昨日何してたの?」
直球に聞き出すサニー。しかし彼らはなぜ聞く必要がある?と聞く耳を持たなかった。そこでサニーはDNA鑑定のための機械を取り出し、5人から指紋を採取した。

すると数人の指紋が遺体の指紋と一致し、犯行が発覚した。

「犯人が分かった以上もう逃げられないわよ!」
追い込まれた彼らは全てを白状した。

「確かに昨日あの女を口説こうとしたよ。けどあの野郎が邪魔をしやがったから報復目的で殺してやったのさ!こうなったらてめえもあの女もまとめて奴の所に送ってやる!」
彼らは一斉にサニーに襲い掛かった。サニーは全員を返り討ちにするとその場で全員に手錠をかけ連行したのだった。

終わり

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